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 ヒロ様リクエスト 


milky way
~ Memphis & Carol ~


ヒロ様 この度は25万HITおめでとうございます。
真夏の夜の夢なお題をありがとうございました♪

  『星空を見上げるメンフィスとキャロル』

すっかり「膝枕」がブームな今日この頃です(微笑)


【みんみんまま様から上記イラストへの挿話を頂きました。ありがとうございます。 2004年7月26日】 
 
 「わぁ、天の川・・・綺麗ね・・」
 言葉をかけられたその人はそなたの方が美しいと言いたげに優しく彼女を見つめていた。
 「ねぇ、あそこには一年に一回だけ逢瀬をできる恋人たちがいるのですって。」


 伝説を聞いた彼は何か言いたげだ。
 「?」
 「言い渡しておくがナイルに帰ってはならぬぞ!
  そなたがいるべきはこのエジプト。わたしの傍だけぞ!!」
 「あっ・・・」

 そう、彼らの間にも大河が差し挟む時があった。
 この地上に流れる天の川。美しきナイル。
 その流れに消えた恋人を幾度狂おしく探し求めたことであろうか?
 あの苦き思い出。もう繰り返したくはない。

 「わかったな。申し渡したぞ!!」
 「じゃぁ、流されないように気をつけてくれる??」

 悪戯な彼女。そんな彼女に刹那―――

 ぽふっ!!

 自らを抱きしめていたその恋人が―――
 膝に美しい容貌を載せていた。

 「これでどこにもいけぬな?」
 「もうっ!!重いじゃない。足が痺れちゃうわよ。
  ・ ・・でもそうね。あなたの重みですもの。それも素敵―――」

 真夏の夜は短夜。それを色濃く取り結び恋人たちが地上におりましたとさ。
 ちゃんちゃん